アトピー性皮膚炎の発症には、腸内のカンジダ菌の増殖が関係している ということが言われています。 腸内には、いろいろな菌が存在しており、ビフィズス菌に代表される善玉 菌や、大腸菌、カンジダ菌などの悪玉菌が混在しています。 アトピー性皮膚炎で言えば、アルコール、果物、甘い物といったカンジダ 菌の好物が過剰に摂取されることで、カンジダ菌は異常増殖し、ビフィズ ス菌などの減少を招くと共に、このカンジダ菌が体内に吸収されやすくな ります。 これはアトピーだけでなく、他の臓器にも悪影響を及ぼします。さらにカン ジダ菌が腸壁に少し傷をつけ、傷口から未消化の食べ物が入り込むよう になってしまいます。すると、牛乳、卵、大豆油といった三大食物アレルゲ 呼ばれるアレルギーの原因になる物質だけでなく、それ以外の物でも過敏 反応するようになり、アレルギー反応をおこす食品がますます増えていくこ とになるのです。 カンジダ菌の増殖を抑制するには、カンジダ菌増殖因子である甘い物、 果物、アルコール除去を行う食事療法とともに、腸内環境を良くするため に善玉菌を増やすことが大切です。 現代人の食生活は、従来型の和食からはずれ、甘味類、果物、アルコー ルなどの摂取量が増加しています。これらの食品は、カンジダ菌の好物で すから、カンジダ菌一つを見ても、現代人の腸内細菌のバランスは崩れや すくなっており、結果的に免疫力を低下させているのです。 また、抗生物質の多用にも問題があります。抗生物質はバイ菌を殺す薬 なので、カンジダのようなカビは平気です。さらに抗生物質は腸内の有益 な菌まで死滅させて、カンジダ増殖促進因子となります。 カンジダ菌の存在は以前からよく知られていましたが、空気中のものだけ でなく、腸内のカンジダ菌が、人間の免疫力が下がることで暴れ出すとい うことがわかってきたのは1980年代後半のことです。 |
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